日主は「日柱の天干」。表の中央付近を探す
四柱の表は通常、年柱・月柱・日柱・時柱に分かれています。日主は日柱の上段にある天干です。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸のいずれか一文字になります。日柱の下段にある地支、つまり日の十二支とは別物です。「日主が午」「日主が申」という言い方を見かけたら、天干と地支が混ざっています。まず表のどの欄を見ているか確認しましょう。
日主は主人公というより、関係を測る原点
日主を「本当の自分」とだけ説明すると分かりやすい反面、話が雑になります。四柱推命では、ほかの天干や地支が日主とどう関わるかを決める基準点です。日主との関係は五つに分けられます。日主を生じる五行と、日主と同じ五行です。次に、日主が生じる五行、日主が剋す五行、日主を剋す五行があります。この関係から、印・比劫・食傷・財・官殺などを整理します。つまり日主が分かると、命式内の役割分担を読めるようになります。
例:同じ甲木でも、春の木と乾いた秋の木は違う
甲木は大樹にたとえられます。しかし、それだけで「まっすぐでリーダー向き」と決めることはできません。春に生まれ、地支にも木の根が多ければ、伸びる力は十分です。その場合、剪定や方向づけが課題になるかもしれません。乾いた秋に生まれ、金が強く水が乏しければ、まず支えや回復が必要です。そのように読むこともあります。同じ一文字でも、季節、根、周囲の五行で必要なものが変わります。植物の名前だけ見て、水や気温を無視しないのと同じです。
身強・身弱は日主の五行数だけでは決めない
日主と同じ五行が多いから身強、少ないから身弱、と単純に数えるだけでは不十分です。生まれた月の勢いを得ているか、十二支に根があるかを見ます。生じる五行が働いているか、合や冲で状態が変わるかも確認します。グラフの棒が短いだけで「弱い人」と決めるのも誤解です。身強・身弱は人格の強さではありません。命式の中で日主がどれほど力を持つかという技術的な判断です。
日主を知った後に確認する三つのこと
一つ目は生まれた季節、二つ目は日主を支える根や五行、三つ目は力の出口と圧力です。そのうえで、現実と照らします。「仕事で責任が増えると動けるか、抱え込むか」。「発言した後に元気になるか、消耗するか」。こうした問いで確かめます。日主だけを読んで職業、相性、金運を断定することはできません。一文字で全部分かるなら、残り七文字はずいぶん暇です。