結論:身弱は弱い人という判定ではない
身弱は、命式の中で日主を支える力が相対的に少ない状態を表す言葉です。意志、体力、才能、人間としての強さを採点していません。「身弱だから成功できない」という説明は、命式より先に人を弱らせています。
五行の個数だけで決めない
日主と同じ五行が少なくても、単純な身弱とは限りません。出生季節に力があり、十二支に根があれば違います。反対に同じ五行が見えても、支えとして働きにくい場合があります。生まれた月、根、生じる五行、外へ出る力を順に見ます。
生活では負荷が支えを上回る場面を探す
仕事が難しいから身弱なのではありません。説明のない責任、連続する会議、相談相手がいない状態。そこで急に疲れるなら、支えより負荷が先に来ています。元気だった日と疲れた日の予定を比べ、人数、締切、休憩、決定権の差を書きましょう。差を書くときは、感情の言葉を避けて事実だけを残します。「つらかった」ではなく、事実を残します。「会議が四件続いた」「相談できる人がいなかった」「決定権がなかった」。事実にすると、次に変えられる条件が見えます。支えを増やす候補は、準備時間、確認相手、休憩、締切の間隔、任せる範囲の五つです。一度に全部を変える必要はなく、今週一つだけ試せば十分です。
支えは色ではなく予定へ入れる
学ぶ時間、確認できる手順、相談相手、休息、準備日を先に確保します。大きな仕事には途中の確認点を作り、全部を一人で抱えません。身弱を補う品物を買うより、行動を変える方が確かめやすいです。たとえば木曜の午後に会議を入れない、といった工夫です。一週間の終わりに、支えてくれた出来事を三つ書きます。人、環境、習慣のどれでも構いません。次に、消耗した出来事を三つ書きます。身弱という言葉は、この六つの記録を見てから使う方が役に立ちます。記録が増えると、自分に必要な支えの種類がはっきりしてきます。また、支えを求めることは依存ではありません。必要な支援を先に確保する人は、長い仕事ほど安定します。逆に、支えを我慢で埋め合わせる働き方は、どこかで必ず糸が切れます。この記録は誰かに見せる必要はありません。自分の動きやすさを測る私的なデータとして、三か月だけ続けてみてください。言葉より記録の方が、必要な支えを正確に教えてくれます。
健康や転職は身弱だけで決めない
疲れが続くなら、現実の原因を確認します。睡眠、勤務時間、食事、病気などです。必要なら医療機関へ相談します。責任を受けられるか、転職すべきかも身弱だけでは決まりません。命式は負荷の点検表にはなりますが、診断書や退職届ではありません。