記録の種類を、数えてみる
家の中には、暮らしの記録が幾つもあるはずです。日記、家計簿、写真、手紙、行事の記録、通院の記録を、机の上へ並べてみましょう。それぞれの記録が、いつから、どのくらいの量あるのかを確かめます。
これからも続けたい記録と、区切りを付けたい記録に分けましょう。量が多すぎる記録は、無理に全部を読まず、目次を作るだけでも役立ちます。数えた結果は、一枚の紙に書き出しておきましょう。
数えた結果は、記録の種類ごとに箱の数と段を書いておくと、どの記録がどこにあるか一目で分かります。机の上へ並べる時は、重い箱を下に、軽い箱を上にして、出し入れの負担を減らしましょう。箱の数は、紙に書いておきましょう。
続ける記録を、一つに絞る
これからも続ける記録は、一つか二つに絞ると無理がありません。体の記録、天気の記録、予定の記録から、暮らしに役立つものを選びましょう。続ける記録の形式は、今までと同じで構いません。
書く時間と場所を決めておくと、習慣として残ります。長く続けてきた記録は、途切れても再開すれば十分です。記録を増やすより、続けられる形を選びましょう。
続ける記録の頁は、書きやすい大きさに切り、クリップでまとめておくだけでも、机の上が随分すっきりします。続ける記録の用紙は、同じ大きさにそろえ、ファイル一つに収まる量に調整しましょう。
古い記録に、目次を付ける
区切りを付ける記録には、目次を付けて保管しましょう。何年から何年まで、主に何を書いたかを、一枚の紙にまとめます。目次があれば、後で読み返す時に探す手間が減ります。
大切な頁には、付箋で印を付けておきましょう。家族に見せたい部分と、本人だけの部分を分けておくのも方法です。目次は、箱の蓋の内側に貼っておきましょう。
目次には、記録の期間と主な出来事に加え、読み返したい頁の番号を幾つか書き添えておきましょう。目次を作る時は、家族に手伝ってもらい、文字を大きく書いてもらうと読み返しやすくなります。
90年の出来事を、短く並べる
90年の出来事を、十年ごとに区切って短く並べてみましょう。住んだ家、続けた仕事、家族の節目、旅した土地を、一言ずつ書き添えます。分からない年は、幅のある書き方で構いません。
並べると、長い時間の中の区切りが見えてきます。この表は、家族への説明にも役立ちます。書き上げた表は、記録の箱の最初の頁へ入れましょう。
十年ごとの表は、家族と一緒に眺めながら、覚えていることを足していくと、短い時間で立派な年代記になります。年代の表は、壁へ貼らず、記録の箱の内側へしまい、必要な時に開く形にしておきましょう。
記録の置き場所を、家族と共有する
記録の置き場所は、家族の二人に伝えておきましょう。索引を一枚作り、箱の場所と中身を書きます。見せたくない記録は、別の箱に分けて鍵をかけます。
置き場所を変えた時は、その日のうちに知らせましょう。年に一度、索引と実際の中身を見比べます。家族が急に探す時にも困らない状態にしておきましょう。
索引は、箱の移動や家族構成の変化のたびに直し、更新した日付も必ず書き添えておきましょう。索引の控えは、家族の一人へ渡し、更新したら短い連絡を入れる約束にしておきましょう。
見直しの日を、先に決める
記録の見直しは、月に一度など日を先に決めておくほうが続きます。見直しの時間は、一時間を目安にしましょう。見直しの前に、必要な箱と筆記具をそろえておきます。
本調子でない日は、飛ばして翌月に回して構いません。見直した内容は、日付と一緒に記録へ書き足します。あせらず、少しずつ整えましょう。
見直しの日が続かない時は、時間を三十分に縮め、一回に一箱だけと決めれば、無理なく再開できます。見直しの記録には、その日に整えた箱の数と、次に回した箱の数を書いておきましょう。
残す記録と、手放す記録を分ける
記録を手放す時は、写真に撮ってから処分する方法もあります。大切な頁だけを写し、元の冊子は譲るか処分します。迷った記録は、箱に日付を書いて保留にしておきましょう。
家族に渡す記録には、目次と短い説明を添えます。手放すことで、残す記録の置き場所が広くなります。処分の前に、必ず本人の同意を確かめましょう。
手放す前に、記録の表紙と目次を写真に撮っておけば、処分した後でも内容を思い出せます。手放す記録の写真は、年ごとのフォルダに分け、目次と同じ順番に並べておきましょう。
丙子の年柱を、出生記録から確かめる
1936年の初めに生まれた人は、西暦だけで丙子と断定できません。年の境に立春を置く流派では、それより前の出生が前年の乙亥として扱われる場合があります。実家の届け出の控えや母子手帳から出生地と時刻を拾い、その土地で当時使われていた標準時、夏時間、時差の制度を当てはめて、立春の前後を見比べてください。台所の時計の時差は、そのまま過去へ当てはめないこと。
丙子と確認できても年柱は一本にすぎず、完全な四柱には月柱、日柱、時柱と節気の計算が必要です。記録や暮らしの出来事は、この確認では予測できません。資料をまとめ、小さく試し、見直す三段階で進めてください。確認した資料は、目次と一緒に保管しましょう。
確認した資料は、目次の余白へ名前と日付を書き、後で同じ調べ方をたどれるようにしておきましょう。確認できたことは、目次の余白へ一行ずつ書き足し、後から読み返せるようにしましょう。

