写真の総整理は、一箱から始める
しまってある箱を一つだけ選ぶのが、写真整理の第一歩です。箱を開けたら、写真を三つの山に分けましょう。残す写真、家族に渡す写真、写真に撮って手放す物の三つです。
分ける作業は、一日に一箱までにして、残りは翌週に回します。分け終えた箱には、処理した日付と内容を書いた紙を貼りましょう。この方法なら、家中を一度に引っかき回さずに済みます。
分け終えた箱は棚の同じ位置へ戻し、次に開ける日をカレンダーへ書き込んでおくと、作業の再開が楽になります。箱を開ける前に、手を洗い、机の上を空けておくと、写真を傷めずに仕分けが進みます。
手紙と葉書を、年ごとにまとめる
手紙や葉書は、差出人の名前より消印の年でまとめるほうが簡単です。封筒のまま、年ごとの箱へ入れていきましょう。読み返したい便りだけを、別の小さな箱に分けても構いません。
差出人が分からない便りは、無理に決めず、保留の箱へ移します。箱の外側には、中の年と主な差出人を書いておきましょう。数が多くて手に負えない時は、写真に撮ってから処分する方法もあります。
消印が読めない便りは、文面の内容から年代を推測し、その旨を短い付箋に書いて箱へ入れておきましょう。便りを読む時は、声に出して読み、分からない言葉は付箋に書き出しておくと、家族との会話も弾みます。
アルバムの名前と場所を書き添える
アルバムや写真の裏には、写っている人の名前と場所を書き添えましょう。不明な箇所は、空欄のままにしておいて構いません。書き足す時は、家族の誰が書いたかを一言添えると、後で確かめやすくなります。
古いアルバムは、無理に新しいものへ移さなくても十分です。ページの順番を変えたい時は、付箋で印を付けてから相談しましょう。記入の日付も、余白へ書き込んでください。
アルバムの傷みが気になる時は、無理に直さず、中性の紙で包んでから元の棚へ戻すだけで十分です。アルバムを見ながら、その時の暮らしや世の中の出来事を一言ずつメモすると、後で読む楽しみが増えます。
家族に配る写真を、少しずつ選ぶ
家族に配る写真は、一度に大勢へ送らず、相手を一人ずつ選びましょう。その人の若い頃や、一緒に写った写真を選ぶと喜ばれます。送る前に、本人の同意を確かめることを忘れないでください。
写真の裏には、日付と場所、写っている人の名前を書きます。手渡しが難しい場合は、郵便やデータで送る方法もあります。送った写真の一覧を、手元のノートに残しておきましょう。
送る相手へは、写真の由来を電話で一言添えると、受け取った側も整理の方法に迷いません。配る枚数は、一度に多くせず、その人の近況を尋ねる便りを添えて送るのが喜ばれます。
データの写真も、同じ規則で整理する
端末や記録媒体に残った写真も、紙の写真と同じ規則で整理しましょう。年ごとのフォルダを作り、中に出来事ごとの小分けを作ります。ファイルの名前は、日付と場所が分かる形に変えます。
大切な写真は、二つの場所へ分けて保存してください。機器が読めなくなった時のために、紙に焼いておく方法もあります。整理の進み具合は、半年に一度確かめれば十分です。
機器の調子が怪しい時は、決して無理に操作せず、家族の誰かに画面を見てもらいながら進めましょう。機器の操作は、画面の手順を紙に書き写しておき、家族が留守の日でも迷わないようにしましょう。
整理の日を、無理のない頻度で決める
写真と手紙の整理は、月に一度、決まった曜日の午前中に行いましょう。作業の前に、必要な箱と筆記具をそろえておきます。一時間を過ぎたら、その日の分は終わりにして休みます。
体調のすぐれない日は、飛ばして翌月に回して構いません。手伝う家族も、勝手に物を捨てないようにしましょう。作業の記録は、日付と箱の番号を一行書くだけで十分です。
作業の前に飲み物を用意し、終わったら道具を片付けて、使った箱の数を記録に残しましょう。指先が疲れたら、写真をしまう作業を止め、窓辺で休んでから続きを翌週に回しましょう。
思い出の品を、箱ごとに分ける
写真以外の思い出の品も、箱ごとに分けておくと探しやすくなります。手紙、日記、賞状、記念品、衣類というように、種類で分けましょう。箱の外側には、中身と年を大きく書きます。
湿気の多い場所を避け、棚の下段へ置いてください。虫や汚れが心配な品は、防虫の紙と一緒に包みます。全部を一度に整理せず、ひと箱ずつ開ける形が安全です。
箱の一覧表を作り、棚の段と番号を書いておけば、家族の誰でも目的の品をすぐに取り出せます。品を箱へ入れる時は、和紙や布で包み、箱の中で動かないように詰め物を添えましょう。
庚午の年柱を、出生記録から確かめる
1930年の初めに生まれた人の年柱は、西暦だけでは庚午と断定できません。年末年始の出生では、立春の正確な時刻を年の境に置く流派により、前年の己巳として扱われる場合があります。実家に残る届け出の控えや母子手帳から出生地と時刻を拾い、その土地で当時使われていた標準時、夏時間、時差の制度を当てはめて、立春の前後を見比べてください。部屋の時計の時差を、そのまま過去へ持ち込まないこと。
庚午と確認できても年柱は一本にすぎず、完全な四柱には月柱、日柱、時柱と節気の計算が必要です。写真整理や暮らしの出来事は、この確認では予測できません。記録を並べ、小さく試し、見直す三段階で進めてください。見比べた日付と資料の名前は、整理のノートに書き添えましょう。
整理の記録には、照合に使った資料の名前と相談した相手の名も添えておきましょう。調べた結果は、整理の進み具合と一緒に、見開きの頁へまとめて書きましょう。

